私が飼っていた犬の名前は「リキ」です。段ボールに入って捨てられていた子犬を拾って親の許可なく家の庭で飼ってました。当時は小学3年生で、漫画「白い戦士ヤマト」(高橋よしひろ先生作)にハマっていましたね~。そのリキは父親がいつの間にか山に捨てに行ってしまい、ひどく落ち込んだ記憶があります。
そんな私が22歳のころに就職したのが浄水器の訪問販売会社です。1軒1軒飛び込み訪問でお宅を回るのですが、もともと犬好きだった私はよそ様の家に繋がれていた犬を撫でようと手を出したとたん「ガゥガルグロロ」と見事にかみつかれてしまったのです。
手や足や色んな所を噛まれて命からがら逃げだしました。
それから現在52歳になるまで犬が怖くて子犬の鳴き声でもドキッとしてしまいます。
犬が怖いと思う人の心理は様々かと思いますが、私の体験も踏まえ、犬が怖いと悩んでいる方向けにAIくんと共同で記事を執筆しました。
何かのお役に立てれば幸いです。この記事では以下の内容を詳しく解説しています!
- 大人になっても「犬が怖い」と感じるのは普通のこと?
- 「犬が怖い」と感じる人の心理と原因とは?
- 「犬が怖い」を克服するための具体的なステップ
- 「犬が怖い」と悩む人たちのリアルな声
- 「犬嫌いは人でなし?」そんなことはありません
- 犬の恐怖と向き合うあなたへ、伝えたいこと
大人になっても「犬が怖い」と感じるのは普通のこと?

「犬が怖いなんて、いい歳して恥ずかしい……」そんなふうに感じている方は少なくありません。しかし、実際には大人になってからも犬を怖いと感じる人は一定数存在しています。これは決して珍しいことではなく、性格的な傾向や過去の経験など、さまざまな理由からごく自然に生まれる感情です。
特に近年は、街中や住宅街で犬に遭遇する機会が増えており、苦手な人にとっては“避けようのないストレス源”になることもあります。
このセクションでは「犬が怖いのは子どもだけじゃない」という事実と、自分を責めなくてよい理由について、丁寧に解説していきます。
「犬が怖いのは子どもだけ」ではない理由
「犬を怖がるのは子どもだけ」「大人なのに情けない」——こうした考え方は、実は誤解です。心理学的にも、犬に対する恐怖は年齢に関係なく誰にでも起こりうる自然な反応とされています。
たとえば、過去に犬に吠えられたり、追いかけられたりした経験があると、それがトラウマとなって大人になっても記憶に残り、犬を見るだけで身構えてしまうケースがあります。また、「犬が突然噛みつくかも」という不安を抱く人も少なくありません。
さらに、成長とともに理性的に物事を判断する力はつきますが、「恐怖」という感情だけは理屈ではコントロールできないことも多いのです。つまり、大人であっても犬を怖がるのはまったく不自然なことではありません。
「怖い」と感じる自分を責めなくていい
犬を怖いと感じると、つい「自分は弱いのでは」「犬好きな人から変に思われるかも」とネガティブな気持ちになることがあります。しかし、感情に“正しさ”や“間違い”はありません。怖いと感じる背景には、個人の体験や環境、性格傾向などさまざまな要素が影響しています。
また、私たちは日常の中で「犬が好きで当然」「犬は癒しの存在」という社会的なメッセージを多く受け取っています。そのため、犬が苦手だと言いづらくなり、余計に自分を責めてしまいがちです。でも、感じ方は人それぞれ。あなたの“怖い”という気持ちも、ちゃんと尊重されていいものです。
「怖がらないようにしなきゃ」と無理をするよりも、「怖がっていいんだ」とまずは自分を受け入れることが、克服への第一歩となります。
「犬が怖い」と感じる人の心理と原因とは?

「どうして自分は犬が怖いんだろう?」——この問いに、はっきりとした答えを持っている人は少ないかもしれません。しかし、犬への恐怖には、心理的・経験的な背景が隠れていることが多くあります。たとえば、過去のトラウマや“予測できない動物”に対する本能的な不安、さらには性格傾向や感覚の鋭さが影響している場合も。
このセクションでは、犬が怖いと感じる心のメカニズムについて、心理学の視点も交えながら詳しく解説していきます。理由がわかることで、少しでも恐怖と向き合いやすくなるかもしれません。
トラウマや過去の経験が影響していることも
最も多い原因のひとつが、「過去に犬と怖い体験をしたことがある」というケースです。幼いころに犬に追いかけられた、突然吠えられた、あるいは実際に噛まれてしまった――こうした体験は、時間が経っても心の奥深くに残るものです。これを心理学では「条件づけ」と呼びます。
たとえば、小さな子どもが犬に吠えられたとき、「犬=危険な存在」と脳が認識すると、その記憶が無意識に刷り込まれ、大人になっても反射的に警戒心を抱いてしまいます。このようなトラウマ反応は、理屈ではどうにもならないケースも多く、自分の意志とは関係なく恐怖が湧き上がるのが特徴です。
犬の行動が“予測できない”と感じる心理
「犬って何を考えているか分からない」「突然吠えたり飛びかかってきたりするのが怖い」――こうした声もよく聞かれます。
これは、“予測不可能なものに対する不安”という心理メカニズムによるものです。人間は本能的に、自分がコントロールできない対象に対して強い不安を感じる傾向があります。特に犬は動きが素早く、感情表現がダイレクトなため、慣れていない人にとっては「何をするか分からない」存在に映ります。
また、犬の吠え声は人間の聴覚に強く響く高周波であり、それが無意識の緊張感を高めてしまうこともあります。こうした“身体が先に反応する恐怖”は、言葉ではうまく説明できなくても、心と体がしっかり感じ取っているサインなのです。
性格傾向や感覚の敏感さも関係しているかも
前述の通り、恐怖の感じ方には個人差があります。特に「HSP(Highly Sensitive Person)」と呼ばれる、感受性が非常に強い人の場合、犬の鳴き声や動きに過敏に反応しやすく、それが「怖い」と感じる要因になることがあります。
また、几帳面で慎重な性格の人は、未知の要素に対して警戒心を持ちやすく、犬のような自由奔放な存在がストレスになることもあります。「自分は怖がりすぎる」と感じている方でも、それは性格の“個性”であり、決して悪いことではありません。
心理カウンセリングの分野でも、「感受性の高さ=弱さ」ではなく「繊細さゆえの深い理解力」として捉えることが一般的になってきています。
「犬が怖い」を克服するための具体的なステップ

「犬が怖い気持ちをなんとかしたい」——そう思っていても、どう行動すればよいか分からず、長年そのままにしている方も多いのではないでしょうか。克服という言葉には、無理して犬に慣れなければいけないような印象もありますが、実際は“自分のペース”で向き合うことが大切です。
このセクションでは、無理せず現実的に取り入れられる「犬への恐怖のやわらげ方」「知識を得ることの意味」「段階的な慣れ方」、そして「専門家のサポートを受ける」という選択肢まで、具体的な方法をご紹介していきます。
無理に近づかなくてもいい。まずは「避ける」選択もOK
克服の第一歩は、「自分を否定しないこと」です。怖いと感じる対象に、無理に立ち向かう必要はありません。むしろ、不安が強い段階では“避ける”ことも立派な対処法です。
たとえば、犬が多い公園を散歩ルートから外す、犬を飼っている友人にはあらかじめ事情を伝えるなど、できる範囲で犬との接触を避けることで、日常のストレスを大幅に減らすことができます。
一時的に距離を置くことで心が安定し、「いつか向き合ってみよう」と思える時が来るかもしれません。
犬の習性を知ると、不安がやわらぐ
犬の行動を「予測できない」と感じる人にとって、知識を持つことは大きな武器になります。
たとえば、犬が吠えるのは「縄張りを守るため」「相手に気づいてほしいため」など理由があり、攻撃ではないことが多いのです。また、しっぽの振り方や耳の動きなどにも感情が表れます。
基本的な犬の行動心理や習性を理解することで、「意味のある行動」として捉えられるようになり、恐怖が少しずつ“納得”へと変わっていきます。
書籍やYouTube動画、動物行動学のサイトなどで、正しい情報を得るのが効果的です。
段階的に慣れていくためのステップ
恐怖心がある状態で、いきなり犬に触れようとするのはハードルが高すぎます。大切なのは、“段階を踏んで少しずつ慣れていくこと”です。
たとえば、以下のようなステップが参考になります:
- 犬の写真や動画を見る(安全な環境でまずは観察)
- 遠くから犬を眺める(実物を視界に入れることに慣れる)
- リードでつながれた犬とすれ違う(距離を保った接触)
- 信頼できる人が飼っている犬と一緒の空間にいる(触れなくてOK)
- 慣れてきたら、少しだけ撫でてみる
進み方には個人差がありますので、数ヶ月かかっても問題ありません。「できた」と思える小さな成功体験を積み重ねることが、恐怖の克服には最も効果的です。
克服が難しいときは専門家のサポートも考えてみよう
「自分ひとりではどうしても前に進めない」「犬に対する恐怖が日常生活に支障をきたしている」——そんな場合には、専門家の力を借りるのもひとつの選択肢です。
具体的には、心理カウンセラーや認知行動療法を扱うセラピストが、恐怖の背景を一緒に探りながら、安全な環境で恐怖への向き合い方をサポートしてくれます。また、動物行動学の専門家と一緒に、犬との適切な距離感や接し方を学ぶことも可能です。
最近ではオンライン相談にも対応しているカウンセリングサービスも増えており、1回あたり5,000〜10,000円前後で受けられるケースが多くなっています。
「一歩踏み出すきっかけが欲しい」と思ったとき、専門家の存在は大きな支えとなるはずです。
「犬が怖い」と悩む人たちのリアルな声
「犬が怖い」と感じることに対し、「私だけが異常なのでは…?」と悩んでいませんか? ですが、実際には、同じような不安や困りごとを抱えている人が数多く存在しています。
インターネット上のQ&Aサイト「Yahoo!知恵袋」などには、犬への恐怖を抱える人たちの切実な声が多く投稿されています。それらを見ていくと、性別や年齢、生活環境に関係なく、「犬が怖い」という気持ちがどれほど身近なものなのかが見えてきます。
このセクションでは、そうした実際の相談内容をいくつかご紹介しながら、共感できるポイントやその背景を丁寧に解説していきます。
散歩中に犬とすれ違うのが怖い
「毎日の通勤途中、公園を通るのですが、ノーリードの犬と遭遇するのが本当に怖いです。飼い主さんは『大丈夫』と言いますが、私はパニックになりそうになります…。」
散歩中や外出先で突然犬に出会うと、驚いてしまったり身構えてしまう人は多いです。特に「ノーリード(リードを付けていない)」の犬を見ると、制御がきかないのではと感じ、不安が一気に高まることがあります。
実際、犬に慣れていない人にとって「いつ、どんな行動をするのかわからない存在」は恐怖の対象です。飼い主の「この子は大丈夫」という言葉も、知らない人からすれば根拠がなく、かえって不安を煽ることも。
こうした場面で恐怖を感じるのは自然なことですし、「大げさではない」という視点を持つことが大切です。
友人宅の犬が怖くて遊びに行けない
「仲の良い友人が犬を飼っているのですが、家に遊びに行くたびに緊張してしまいます。玄関に来て吠えられると固まってしまい、くつろげません…。」
友人や親戚などの自宅に犬がいる場合、避けられない接触に悩む人も多いです。「仲の良い人との関係を壊したくない」と思う一方で、犬への恐怖は抑えきれない——このような板挟みの状態に苦しむケースは珍しくありません。
特に、初対面の犬に吠えられると「歓迎されていないのでは」と感じ、心を閉ざしてしまうことも。
このようなときは、あらかじめ「犬が少し苦手で…」と伝えておくことで、犬を別室にいてもらうなど、配慮してもらえる場合があります。自分を守るための一歩として、言葉にする勇気も大切です。
家族が犬を飼いたがっていて困っている
「娘がずっと犬を飼いたがっていて、夫も前向きですが、私はどうしても無理です。家庭内で反対しているのが自分だけで、罪悪感すら感じています。」
家族間での価値観の違いが、犬への恐怖をめぐって浮き彫りになることもあります。「飼いたい」という家族の希望を叶えたいと思いながら、自分の恐怖心を押し殺すことに限界を感じている人も多いです。
こうした状況では、自分の気持ちを正直に伝えることが第一歩になります。たとえば「小型犬ならOK」「ケージの中で過ごす時間を多めにしてほしい」など、妥協点を探すことも可能かもしれません。
家庭という小さな社会の中でも、「怖い」という感情は正当な意見のひとつです。遠慮しすぎず、自分の心も大切にしてほしいと思います。
「犬嫌いの特徴は人でなし?」そんなことはありません

「犬が苦手」と感じているだけなのに、まるで人間性まで否定されるような経験をしたことはありませんか?
「動物が好きじゃないなんて冷たい人だ」「犬嫌いなんてあり得ない」といった言葉に、心を傷つけられた人も少なくないでしょう。特に現代は“犬好き”がスタンダードのような空気があり、逆の立場である「犬が怖い人」が肩身の狭い思いをしてしまいがちです。
ですが、感じ方は人それぞれであり、「犬が怖い=人でなし」などという極端な結びつけは根拠のない偏見にすぎません。このセクションでは、そんな心のモヤモヤに対して優しく向き合い、あなたの気持ちが決しておかしくないことをお伝えしていきます。
犬が怖い・苦手でも、人として問題があるわけではない
まず最初に伝えたいのは、「犬が苦手なだけで、人間性を疑われるような必要は一切ない」ということです。
怖いと感じる理由には、過去のトラウマ、感覚の敏感さ、性格傾向など、さまざまな背景があります。それらは個人の経験に根ざしたものであり、「好き・嫌い」の問題を超えた、自然な感情反応です。
人間には本能的に「危険を避ける力」が備わっています。犬に対して恐怖を抱くのも、自分を守るための正常な反応のひとつなのです。
動物を可愛がる気持ちがない=冷たい人、という図式はまったくの誤解であり、他人の価値観を無理に受け入れる必要もありません。
感じ方は人それぞれ。「違い=悪」ではない
私たちは、見た目・性格・価値観など、あらゆる面で「違い」があるからこそ豊かに共存しています。「犬が好きな人」もいれば、「苦手な人」もいる。その多様性があってこそ、社会は成り立っているのです。
しかし、犬が“かわいい存在”としてメディアやSNSで強調されすぎると、「それを愛せない自分はおかしいのでは」と感じてしまう人が出てきます。これは現代特有の“同調圧力”とも言えるものです。
本来、感じ方は自由であり、誰かの価値観に合わせる必要はありません。「私はこう感じる」という自分の心の動きに素直になることは、決してわがままではなく、むしろ自分を大切にする行動です。
社会の“犬好き前提”に疲れていませんか?
現代社会はペットブームの影響もあり、犬連れOKのカフェ、公共交通機関での犬の同伴など、“犬との共存”が標準化されています。その一方で、「犬が怖い」と感じる人の気持ちは置き去りにされがちです。
例えば、街中で大型犬を連れている人とすれ違うとき、「怖がる方が悪い」という無言の圧力を感じることもあります。また、飼い主からの「犬が好きじゃないなんて信じられない」という発言に、心を閉ざしてしまった経験がある方も少なくありません。
そうした社会的な背景が、「犬が苦手=少数派=悪いこと」という誤ったイメージを生み出しているのです。しかし、前述の通り、感じ方に“正解”はありません。あなたの気持ちは、社会的にも心理的にも正当なものなのです。
犬の恐怖と向き合うあなたへ、伝えたいこと
ここまで「犬が怖い」と感じる理由や、その気持ちとの向き合い方についてお話してきました。
おそらくこの記事を読んでくださっているあなたは、自分の中の“怖さ”をどうにかしたい、あるいは少しでも楽になりたいと感じているのではないでしょうか。
でも、覚えておいてほしいのは、「怖さを克服しなければいけない」というわけではない、ということです。
あなたの感じていることは間違っていませんし、その気持ちがあるままでも、あなたは十分に健やかで価値ある存在です。この章では、犬に対する恐怖とうまく付き合っていくヒントと、あなたへの応援メッセージをお届けします。
無理に克服しなくても大丈夫
恐怖という感情は、自分の身を守るために存在しています。
それを「なくさなきゃ」「普通にならなきゃ」と無理に抑え込もうとすることは、逆にストレスを増やしてしまうこともあります。
犬が苦手であれば、無理に接近しない、ルートを変える、動物と距離を取る生活を選んでもまったく問題ありません。日常生活の中で「苦手」を避ける工夫は、決して“逃げ”ではなく、自分を守るための知恵なのです。
もちろん、「少しずつ慣れていきたい」と感じる日が来たら、それも素晴らしい一歩です。でもそのタイミングは、あなた自身が決めていいのです。
怖い気持ちと付き合う「自分なりの方法」を見つけよう
人によって、恐怖との付き合い方は異なります。
犬の写真から少しずつ慣れていく人もいれば、専門家と一緒にトレーニングを重ねる人もいます。あるいは、「怖いけど、それでも自分は大丈夫」と自信を持つことで、心のバランスを取っている人もいます。
大切なのは、“誰かの方法”ではなく、“あなたに合ったペースと方法”を見つけることです。
不安が大きいときは、無理せず専門家の力を借りることも前向きな選択肢ですし、小さな成功体験を積み重ねるだけでも大きな変化につながります。
「犬が怖いけど、それでも自分らしく生きたい」――その気持ちがあれば、きっと今より楽になれる日がやってきます。
まとめ
「犬が怖い」と感じることは、決しておかしなことではありません。
この記事では、共感・理解・解決・他者とのつながり・自己肯定・応援という6つの視点から、あなたの気持ちをサポートする情報をお届けしてきました。
- 犬が怖い大人も珍しくない
- その原因は心理的な背景や体験によるもの
- 無理に克服しなくても大丈夫
- 世間の“犬好き前提”に疲れなくていい
- あなたの感じ方は、あなたの個性
どうか「犬が怖い自分」を否定しないでください。
そのままのあなたに、ちゃんと価値があります。
そして、必要なときには、あなたを理解してくれる人やサポートを頼ってくださいね。
あなたの毎日が、少しでも安心して過ごせるものになりますように。